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群馬県の薬剤師人数は3,583人、薬局数は平成27年時点で877と全国的に見ても、薬剤師の人数も薬局数も多くはありません。
また、人口10万人に対する薬剤師数は181.3人と全国平均の226.7人よりも45.4人少なく 、薬剤師が不足している状況といえます。

馬県内は大規模から小規模の病院、診療所、クリニックまでさまざまな病院が130件あり、高崎市や前橋市、桐生市、太田市など各地へ散らばっていて、施設数の多い地域が1ヵ所にかたまらず、医療環境は充実していることが特徴です。
その他薬局877件、診療所1,558件があり、それら職場で働く薬剤師数は病院勤務が745人、薬局勤務が2,049人、診療所勤務が102人です。群馬県で働く薬剤師3,583人のうち、20.8 ％が病院、57.2 ％が薬局、2.8 ％が診療所となっており、薬剤師の6割弱が薬局に勤務しています。

平成29年時点の群馬県における薬剤師平均年収額は国平均の515万円よりも38.4万円高い全国第10位の553.4万円、人気の高崎・前橋エリアで年収500万円程度で、伊勢崎・太田エリアで550万円～600万円程度が相場になっています。年収700万円以上等の高収入の求人は稀です。
また、群馬県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は45.6歳で、全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや高くなっています。

群馬県では、慢性的に薬剤師が不足しているため、早急な薬剤師の確保が求められています。
群馬県の主要都市といえば、高崎市と前橋市ですが、両市で群馬県の薬剤師の就業率は44％を占めています。高崎市・前橋市は転職希望者にも人気で、常に正社員・パートは充足傾向にあります。また伊勢崎市・太田市の辺りではエリアは人口は多いほうですが、薬剤師が不足しているため、求人が多く、どの雇用形態でも希望条件が合致しやすいといえます。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」